6日目

買い物の時にうっかりきれいな人を目
で追ってしまった。オナ猿の時のおき
土産かな。
100パーセントのエロ禁をしていた時
はどうしていたのか思い出してみようと
試みた。
たしか大切な人のために決意したんじゃ
なかったっけ?

思い返せば、
あの時は凄く女性から好かれていたせい
もあって女性に対しての好意が増してい
って守ってあげたいという気持ちが芽生
えていました。
そのために女性の権利を守るフェミニズ
ムに傾向してました。
今は少し落ち着いてますが基本的な考え
は変わってはいません。

そういえば、こんなことがありました。
場所は夕方の会社帰りの電車の中です。
電車のシートに座っていると20歳くら
いの女性が僕の前に来て吊革を握って
スマホを見ていたんです。
かわいい女性でしたがエロい感情は
皆無でした。
次の駅につくと一人のサラリーマンと思
しき青年がやって来て彼女の隣につきま
した。
背広姿でしたが、ちょっと変わっていた
のが手にひざ掛けのようなものを巻いて
いたんです。
おかしいと思ったのはひざ掛けを持つな
らちゃんと畳んで腕に引っ掛けるのが
普通なんじゃないのかなと思ったんです
がそいつはまるでドリルのように先端が
伸びるように巻いていました。
あやしいと思っていたら、そいつが女性
との距離を詰めていったんです。
そしてそのひざ掛けの先端からまるで
エイリアンの触手のように指がにょきっ
と出てきて彼女に迫っていきました。
女性はと言えばスマホに集中しててまっ
たく気がついてない。
これはもう確定です。
僕はすかさずそいつのつま先にかかと落
としをお見舞いしてやりました。
そいつは悔しそうに指をモニョモニョ
(きしょい)と動かしたあとスーと去っ
ていきました。
そして彼女はそんなことに気づきもせず
相変わらずスマホに集中していました。

(それにしてもあの男は馬鹿な奴だ。
オナ禁すれば逆に痴漢されるのに・・)
と思う自分がいました。