111日目

相変わらず仕事が忙しく疲れ目からか肩
がこる。
コロナの情報も収束してきているという
ものから実はとんでもなくヤバい状態と
煽るものまでいろいろいるが感染拡大の
ためにマスクを着用して手洗いを徹底す
ることぐらいしか思いつかない。
花粉症の症状も出てきているのでマスク
ティッシュは本当に必要なんだけど、
品数がなくて困ったもんだ。今ある60
枚ほどで何とかしのぐしかない。

今日気が付いたことは特にないが激務と
は裏腹に精神的に落ち着いてきている
感覚はある。
疲れで余計なことを考える
余裕がないのかもしれない。
早く帰って眠りたい。
そういえば、昔、会社が終わって帰宅
途中の電車で凄い疲れていてうつらうつ
らしていた時に堀北真希似の女子高生に
見つめられたことがある。
凄く近い距離であったがその時はあまり
疲労で気が付くのが遅れてしまった。
その瞳から伝わってきたのはこのアプ
ローチ行為に早く気がついてという不器
用で真剣な圧力であった。(なんで?)
その女子高生がなぜ自分にそんなことを
しているのかという疑問だけがあった。
そして彼女の制服をまじまじと見た。
紺色の制服に黒のカーディガン。
そしてその使い古されてはいたがまめに
洗濯しているのがうかがえるカーディガ
ンの繊維から生活感が垣間見えその清楚
な顔立ちもあってか親近感すら湧いてき
たのであった。
ただ、その圧力みたいなものの正体が
何なのかが分からないのもあって
その真意を確かめるつもりで疲労を振り
切って彼女を見つめ返してみた。
ずっと見つめていた瞳がすこし狼狽して
視線をそらした。そしてそんななんとも
言い難い空気のまま気が付けが停車駅に
到着していた。
あれがなんだったのかは分からないが
あの圧力みたいな真剣さは純粋にモテ
効果とは別もののような気もする。
弱っていたので狙われたのかもしない。