もったいなかった話

あれは、久々に休みをとって箱根の温泉
に行く途中の事でした。
小田原からバスに乗って山奥に行く際に
のどが渇くと困るのでお茶でも買ってお
こうと思い、駅のコンビニに立ち寄った
んです。
ペットボトルのお茶を手にしてレジの方
へ向かいました。
23,4歳くらいのめちゃくちゃ可愛い女
の人が奥のほうのお土産用のコーナーで
なにか見ていました。
横顔しか見れなかったけど、確かに美人
です。
可愛いなと思っていたら、彼女がこっち
に目を向けたんです。
(正面がまた可愛いい)でもじろじろ見
ると嫌われるので、さっさとお茶をもっ
てレジに向かいました。
会計を済ませたあと、また気になって彼
女のほうを見たら。
気が付いて軽く笑みを浮かべながら僕を
見たんです。
(あれっ?)そしてこちらに向かって歩
いてきたんです。
(やばっ!こっちにくる)と焦りながら
も近づいてくる顔に見とれていました。
(可愛すぎる!)息をのむ可愛さです。
彼女が近づいてくるに従ってその表情が
細かく見えるようになりました。
顔をほんのりと紅潮させ僅かに目を潤ま
せながら幸せに満ちた表情でずっと僕を
見つめているんです。
あり得ない。女のあの顔は控えめに判断
してもこちらに対しての興味の現れとし
か考えられない。
言い方は悪いがあのアホ面は気があると
しか思えない。しかも向かってきている
。心臓バクバクですよ。
だがしかし、ここで僕はなんとういこと
か怖気づいてしまったんです。情けない
にもほどがあります。
事もあろうに、そのまま歩いて出口に向
かってしまったんです。
なんという事だ。
人生最大級の後悔?でした。これがオナ
禁80日目に起こった最初のモテ効果と
おぼしき出来事でした。